統合失調症のチェック

統合失調症のチェック

2015/03/14更新

 統合失調症のチェックをしましょう。これは統合失調症の可能性があるかを判定するものです。正確な診断には専門医の診察が必要です。
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1.次の症状が見られるかどうかチェックしてください。

(a)頭の中で考えたことが声として自分に聞こえる。または、頭の中で考えたことが他人に聞かれていると感じる。(考想化声)

 

(b)他人の考えが自分に吹き込まれていると感じる。(考想吹込)

 

(c)自分の考えが他人に奪われていると感じる。(考想奪取)

 

(d)頭の中だけで考えたことが、他人にも知られていると感じる。(考想伝播)

 

(e)他者に行動や思考が支配されている。

 

(f)自分の行動を絶えず誰かに批評されている。

 

(g)いつも自分の噂話や悪口が聞こえる。

 

(h)自分は天候をコントロールできると思っている。

 

(i)自分は宇宙人や別世界の生物と交信できると思っている。

 

(j)自分には現代の科学では説明できないような超人的な能力があると思っている。

 

 

2.次の症状のうち、1ヶ月以上ほとんど常に存在しているものにチェックしてください。

(a)実際には見えないものが見えたり、実際にはありえないことを信じている。

 

(b)何か考えていても突然思考が止まったり、突然別の思考が入りこんだりする。

 

(c)自分にしか分からないような言葉を使ったりする。(言語新作)

 

(d)興奮状態。

 

(e)いったんとった姿勢をとりつづける。(常同姿勢)

 

(f)受動的にとらされた姿勢を保ち続け、自分の意思で変えようとしない。(蝋屈症:ろうくつしょう)

 

(g)特定の場面で何も話さなくなる。(緘黙:かんもく)

 

(h)他人からの要求に従わず、かえって逆のことを行う。(拒絶症)

 

(i)心身ともに自己表現をせず、外部刺激にも反応しない。(昏迷)

 

(j)著しく無気力である。

 

(k)会話の内容が貧困である。

 

(l)感情の動きが鈍い。

 

(m)様々なのことに対する関心の喪失。

 

(n)なにもしないでいる。(無為)

 

(o)引きこもり。

 

 

 

統合失調症の可能性があるといえます。
統合失調症の可能性はかなり低いといえます。

 

あくまで可能性があるかどうかのチェックです。
統合失調症の正確な診断は専門医での受診が必要です。

 

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