統合失調症の前兆

統合失調症の前兆

 統合失調症にはさまざまな前兆があります。しかし、本人は変化を漠然と感じるだけで、病気だと思わないことがほとんどです。その微妙な変化を気づいてあげられるのは、家族など周りの人たちです。
 次のような症状は、統合失調症の前兆といわれています。ぜひチェックしてみてください。

 

本人の気分(他人からは気づきにくいです)
  • 憂うつな感じ
  • 気分の落ち込み、悲しい気持ち
  • 無気力
  • 現実感がない(自分で考え、行動している感じがしない)
  • 音に敏感になる
  • 他人の考えが入ってくる感じ
  • 実際には起こってないことを起こっていると感じる
  • 自分の考えがもれていると感じる
  • 誰かに見られている感じがする
  • めまい、頭痛、腹痛など、体調が悪くなる

 

行動面
  • 集中力・注意力がなくなる
  • 学校や仕事を休むようになる
  • 成績や業績が下がる
  • 部屋が乱雑になる
  • 身だしなみを気にしなくなる
  • ずっとぼんやりしている
  • 部屋に引きこもる
  • 夜、眠れなくなる
  • 独り言や独り笑いをする

 

対人関係
  • 会話が支離滅裂になる
  • 一人でいることが多い
  • 傷つきやすくなる
  • 人と打ち解けられない
  • 友人がいなくなる

 

感情面
  • 表情が乏しくなる
  • 喜怒哀楽をうまく表現できない
  • 突然怒ったり、乱暴になったりする
  • 過度に不安になったり、緊張したりする
  • 泣きながら不安を訴える

 

 この段階では自分では病気と思わず、家族が見ても心の病気とは思いません。ですが、早期発見を考えると、生活上の変化がみられたときに精神科を受診するのが理想的です。統合失調症と診断がつかなくても、継続的に受診していれば発病した時に早期治療につながります。以前と様子が変わったかどうかがポイントです。
 もし、あてはまるところが多いようなら、医療機関での受診を検討しましょう。

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