統合失調症にまつわる体験談

統合失調症ですが8年かけて働けるまでに回復

2015/07/31更新

 私は20代前半で統合失調症と診断されました。

 

 原因は父親との関係が何年も上手くいかなかったことにあると思います。また、思ったことを上手く表現できなかったり、人前でしゃべることが苦手だったりといった性格上の問題が起因しているのだと思います。

 

 私によく現れる症状は、一歩でも外に出ると、他人が自分の事を笑ったり悪口を言っている等の幻聴が聞こえたり、突然発狂したくなるというものです。(=>幻覚奇行)朝起きてから夜寝るまでの間、何もする気が起きず働こうという気持ちも起きませんでした。(=>意欲の低下)

 

 刃物を見ると自分の手首を切りたくなったり、壁に何度も頭をぶつけて血を流しているのにとめられなかったりしたこともありました。(=>自殺に至ることも)

 

 私の行動を見ておかしいと思った母親から涙ながらに「治療をして楽になろう」と言われ、病院に連れて行かされました。医師からは統合失調症と診断されました。

 

 その医師は私の話を聞かずに、すぐに入院が必要だと言われました。
 医師の態度が嫌だった私は、入院するつもりがなかったので少し考えさせてほしいと言いました。そしてそのまま、二度と医師に連絡を取りませんでした。

 

 その後に何度か違う病院に行きましたが、医師達は最初の医師と同じく統合失調症と診断した後は、私の話を聞こうとしませんでした。

 

 しかし7回目か8回目に行った病院の医師は今までの医師とは違い、まず私の話を聞いてくれた後に入院する必要はないが週に1回の通院が必要と言われました。私はこの医師なら信用できると思い通院を続け、出された薬も飲みました。

 

 8年たった現在は通院回数も減り、働けるまでに回復する事ができました。

 

 

統合失調症は10代後半から30代前半という若い世代で発症することが多い病気です。

 

この方は幻聴などの陽性症状だけでなく、意欲の低下、自殺企図などの陰性症状まで見られます。かなり進行した状態ですので、一刻も早く病院に連れて行くべきです。
=>統合失調症の受診の説得

 

病識をもたない人もいます。受診や治療のために工夫や根気が必要です。
=>病識をもたせるには

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