統合失調症にまつわる体験談

甥っ子が破瓜型統合失調症になりました

2015/07/31更新

 統合失調症は、原因不明の病気ですが、100人に1人くらいの割合でかかります。決して稀な病気ではありません。

 

 典型的な精神病のひとつであり、幻覚や妄想、行動の異常があらわれ、自分が病気だという認識を持つことは少ないです。

 

 統合失調症という病気は、前兆期・急性期・休息期・回復期という4つの段階を経過します。しかし、病気の前触れである「前兆期」は、普通に誰もが経験する、なかなか眠れなかったり、あせりの気持ちが強くなったりするなどの症状ですので、本人も周りも気づかないケースが多いようです。=>統合失調症の経過

 

 甥っ子が、統合失調症を発症しました。ある頃から、食事の時間が異様にかかるようになったそうです。甥っ子は、以前から好き嫌いが多く、食べたり食べなかったりしていたので、家族はあまり気にしていなかったのですが、姉は何か違うと感じていたそうです。

 

 この病気の症状として、自分のやりたいことができなくなるということもあり、本人は食事をしたくてもできなかったのだと後でわかりました。統合失調症の中でも、甥っこは「破瓜型」であり、これは思春期に発病することが多いタイプの統合失調症です。=>自主性の低下無為自閉

 

 姉のように、おかしいと感じたら早くで専門医へ相談することが、統合失調症の改善の重要なポイントです。初期に適切な治療を行なえば、かなり改善する病気だからです。

 

破瓜型…感情荒廃や無為症の傾向が強いタイプの統合失調症。幻覚や妄想はあまり前面に出ない。

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