【体験談】夫が統合失調症で入院することに

夫が統合失調症で入院することに

2015/01/08更新

 夫が統合失調症で入院したという方の体験談を紹介します。

 

 以前、夫がありもしないことを言い出したり、何も聞こえないのに返事をしたりするようになったことがあります。幻聴や幻覚が現れているのではと不安になりました。
 何より困ったことは、本人はおかしくなっていることに気がついていないことです。症状は日に日に悪くなっていきました。

 

 そこで、私は夫に疲れているようだから病院に行くようにと言ってみました。しかし、本人は自覚がないせいか私の言うことに耳を貸してくれませんでした。

 

 しかし、そのまま放っておくこともできずに無理矢理に病院に連れていき、診断を受けさせました。医師から告げられた病名は統合失調症。夫は治療に専念をするために少しばかり入院をすることになりました。

 

 統合失調症という診断に夫は落胆しているようでした。診断を下されたことで余計に症状が悪化してしまったらどうしようかと不安になっていました。
 ところが、入院をして治療をしていると段々と調子が良くなってきたようで、自分がおかしいうということも自覚できるようになったのです。統合失調症の治療でまず大切なのは病識を持つことだと思っていたので、これは大きな前進でした。

 

 退院にあたり医師から夫の統合失調症の誘因は、日頃の仕事などのストレスだと告げられました。そこで、その後はできるだけストレスを溜めない生活を送るようにさせました。そして、継続的な投薬によって症状は大分良くなり、以前の夫が戻ってきたような気がしています。これから先はどうなるかわかりませんが、このまま良い状態が続くように、慎重に経過を見守っていきたいと思います。

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