統合失調症患者との接し方

統合失調症患者との接し方記事一覧

統合失調症患者との接し方の基本

 統合失調症の治療は、非常に根気がいるうえにとても時間がかかります。家族の方や周りの方は、患者さんの言動に一喜一憂していると体が持ちません。最初のうちは献身的に接していても、すぐに疲労が限界に達してしまいます。急がない、焦らない、見守るのが基本 統合失調症の患者は、脳のフィルターに不調があり、ちょっ...

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元気がない-統合失調症患者との接し方

 統合失調症の治療をしているのですが、気力が抜けたように見え、動作が遅く、ずっとぼんやりとしていて、元気がありません。 このような症状が見られる時、周りの人は、「ゴロゴロしないで、しゃっきりしなさい」などと叱咤激励してしまいがちですが、これは悪い対応です。本人の気持ち 本人は、元気になりたくても、だ...

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薬をきちんと飲まない-統合失調症患者との接し方

 通院はきちんとしていて、薬を処方してもらっていますが、自己判断で飲む薬と飲まない薬を分けてしまったり、ときどき飲まないことがあったりします。家族や周りの人は、薬の管理は本人任せなので諦めてしまったり、逆に叱ったりしてしまいがちです。本人の気持ち 本人は、自分は病気ではないのになんでこんなにたくさん...

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暴言を吐く-統合失調症患者との接し方

 自分の部屋に引きこもっています。仕事もやめてしまい、家族とも口をききません。意味不明な暴言を吐くようになり、怖くて近づけません。接し方 引きこもりや暴言がみられるので、統合失調症を発症しているとすれば、症状が悪化している可能性があります。治療の開始が遅れると回復しにくくなるので、早く受診することを...

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暴力をふるう-統合失調症患者との接し方

 症状が安定せず、激しく興奮します。物にあたったり、食べ物を投げたりなど、激しい行動に出ることがあります。こんな時、家族は腫れ物に触るような扱いをしがちですが、それはあまり良くない対応です。本人の気持ち 妄想により、自分が先に攻撃されたような感覚に陥っている可能性があります。治まらない場合は 患者が...

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自殺を図る-統合失調症患者との接し方

 統合失調症の患者さんの中には自殺を図ってしまう方もいます。家族は、どう説得して良いか悩んで、結局なにも言えなくなりがちですが、それは悪い対応です。本人の気持ち 幻聴や妄想で「死ね」と言われたから自殺を図ったケースが考えられます。 また、家族に対して申し訳ないと思う気持ちから自殺を図ってしまうケース...

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症状が再発する-統合失調症患者との接し方

統合失調症で入院しました。薬による治療で急性期を脱し、退院後は自宅療養していました。完治したと思ったのでバイトを始めました。しばらくは安定していたのですが、だんだん疲れてきて、「バイトの仲間が悪口を言っている」というような被害妄想が再び現れるようになりました。そのバイトはすぐにやめてしまいました。 ...

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