統合失調症は珍しい病気ではありません
2014/08/23更新
統合失調症の有病率は約1%、100人に1人という割合です。統合失調症は決して珍しい病気ではありません。
統合失調症のために通院や入院など治療を受けている人は約80万人です。これは心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患の約81万人とほぼ同じです。
【総患者数】
- がん…150万人
- 脳卒中…134万人
- 気分障害(うつ病・躁うつ病など)…104万人
- 虚血性心疾患…81万人
- 統合失調症…80万人
- 不安障害(パニック障害、強迫性障害など)…58万人
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍…52万人
- アトピー性皮膚炎…35万人
精神疾患においては、統合失調症はうつ病に次いで2番目に多い病気です。近年、うつ病の患者数が急伸するまでは統合失調症が1番多い精神疾患でした。
また、統合失調症には発症しやすい年齢というものが存在します。詳しくはこちらの記事にあります。=>統合失調症を発症しやすい年齢
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