統合失調症

統合失調症の治療開始が早いほど回復が早くなる

2014/09/07更新

 統合失調症は、治療開始が早いほど回復が早くなる傾向がみられる病気です。

 

 統合失調症は放っておけばおくほど症状が悪化していきます。

 

 また、精神病未治療期間(DUP:Duration of Untreated Psychosis:陽性症状が最初に現れてから治療を始めるまでの期間)が短ければ短いほど予後が順調であるという研究結果もあります。

 

 最初の診断から8年後の時点で、DUPが短い人ほど陽性症状は軽く、働ける人が人が増えていたそうです。また、DUPが3ヶ月以下だった人は3ヶ月以上だった人より、回復状態が明らかに良くなっていたそうです。

 

 本人の苦しみを長引かせないためにも、できるだけ早く専門の医療機関で診断、治療を開始しましょう。=>統合失調症の診断

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